当事者だからこそ実現できる心に寄り添う支援体制
アモル前開では、代表自身が障がいのある子どもの保護者であり、管理者もまた重症心身障がい児の親という当事者目線を持つスタッフ陣が運営を担っています。支援を必要とする家族の日々の苦労や心配事を身をもって理解しているため、「我が子にはどう関わるだろうか」という視点から一つひとつの判断を下しています。制度の枠組みや業務効率を重視するのではなく、利用される子どもたちとそのご家族の想いを何よりも大切にした関わり方を実践しているのです。
「障がいのある子どもたちにも、穏やかに過ごせる居場所が必要」という保護者の実感から始まった施設だけに、スタッフの温かさが違うという声も多く聞かれます。安心・安全・愛情の3つを軸に据え、その子らしさを認める環境作りに徹底的にこだわっています。看護師が常駐することで医療的ケアを要するお子さまにも対応でき、集団活動への参加を無理強いしない方針が利用者家族から高く評価されています。
3つの事業を組み合わせた包括的な療育環境
神戸市西区前開南町を拠点として、放課後等デイサービス・重心児放課後等デイサービス・生活介護事業所という3つの機能を統合した多機能型施設として運営されています。小学生から高校生、そして重症心身障がい児や療育手帳A判定をお持ちの方まで、年齢や障がいの程度を問わず受け入れ可能な体制を整備。生活介護20名・重心児放課後等デイサービス5名・放課後等デイサービス10名という定員のもと、一人ひとりに適した関わり方を提供しています。
入浴介助・食事支援・排泄ケアといった身の回りのお世話から、OTを取り入れた機能訓練まで日常生活に必要な支援を丁寧に実施しています。スヌーズレン・音楽活動・感触遊び・季節のイベントなど多彩なプログラムを通じて、楽しみながら生活リズムを身につけられる環境を整えているところが印象的でした。
その子らしく過ごせることを何より重視した成長観
急激な変化や成果を求めるのではなく、毎日安心して通える場所であることを第一に考えた支援を行っています。「また明日も来たい」と思えるような居心地の良さを追求し、体調の変化や気持ちの起伏に細やかに配慮しながら、小さな「できた」を積み重ねていくアプローチを大切にしています。特に重症心身障がい児や知的障がいをお持ちの方など、利用できる施設が限られがちなケースにも積極的に対応し、選択肢の一つとして機能することを目指しているのです。
正直、ここまで利用者本位の姿勢を貫く施設は珍しいと感じました。「できる・できない」という評価軸から離れ、その子が自分らしくいられる時間を何よりも大切にする方針が徹底されています。制作活動・運動遊び・季節行事への参加も本人のペースに合わせて調整し、無理のない範囲で集団生活の楽しさを体験できるよう工夫が凝らされています。
家族と地域に根ざした長期的な関係性づくり
利用される子どもたちの成長を支えるだけでなく、保護者の方々が抱える悩みや不安についても気軽に相談できる雰囲気作りに力を注いでいます。西神中央線伊川谷駅から徒歩約7分という立地の良さも活かし、「困った時に頼れる場所」として地域の中で信頼を築き続けています。スタッフ全員が丁寧な対応を心がけ、長期的に寄り添える関係性の構築を重視した運営方針を掲げているのです。
神戸市西区で培ってきた地域とのつながりを基盤に、2024年からは新たに入浴支援もスタートし、より充実したサービス提供が可能になりました。グループホーム・ショートステイの運営も手がけることで、将来を見据えた生活全般のサポート体制を整備しています。


