まず家族の声を聴くところから
医療的ケアの必要な子を育てる家庭には、外からは見えにくい負担がある。体調管理、通院、日々のケア——その積み重ねの中で、保護者は不安を抱え込みやすい。児童発達支援・放課後等デイサービス COCORUがコアコンセプトに家族支援を据えているのは、こうした現実を正面から受け止めているからだ。大阪市東成区玉津にあるこの児童発達支援・放課後等デイサービスは、子ども本人だけでなく家族全体を含めて支えることを目指している。
児童発達支援管理責任者は保護者との面談を重ね、家庭での様子と施設での様子をつなぎ合わせていく。子どもの一日は家庭と施設にまたがるため、両方の情報を共有してこそ支援がかみ合う。松木万恵代表が率いる現場では、こうした対話を通じて家族との信頼を少しずつ築いている。
ケアの担い手が常にそばにいる安心
児童発達支援・放課後等デイサービス COCORUには看護師が常駐し、吸引や経管栄養といった医療的ケアに日中を通して対応する。入浴の介助や送迎の添乗も担い、通所そのものの負担をやわらげている。外部の訪問看護ステーションとも連携しているため、医療的な判断が要る場面でも担当者が一人で抱え込まずに済む体制になっている。看護師や児発管、理学療法士や作業療法士といった多職種が同じチームで動くことで、子どもの状態を多方向から捉えられる。
その子のペースを尊重する療育
療育では、好きな歌や絵本の読み聞かせ、感覚を刺激する遊びを通じて、その子の「好き」を見つけることに手間をかける。障がいがあっても快の感覚は確かにあり、そこを手がかりに興味を広げていく。決まったプログラムを当てはめるのではなく、一人ずつの反応に合わせて中身を組み替えていくのが児童発達支援・放課後等デイサービス COCORUのやり方だ。壁画を配した明るい室内で、子どもたちは自分のペースで一日を過ごしている。施設は玉造駅から徒歩約7分、営業は10時から17時、定休は日曜と祝日となっている。見学の相談は電話06-6743-6308で受け付けている。


